【人生とカレーパン 4】
中身の入った形のないカレーパン と
中身の入っていない形あるカレーパン
あなたはどちらがカレーパン だと思いますか?
私達は
形にこだわる
だから
中身が入っていなくても
外見がカレーパン
そしてカレーパン と呼ばれているのであれば
それをカレーパン だと思う
中身がカレーでも
形づくられていないものは
カレーパンとは呼ばない
心が見えないとヒトは言うけど
心なんて見えない
見えないものに心動かして
見えないものに期待する
それは
形のないカレーパン に対して
無理やり
カレーパン の形作っていく
エゴの塊りだ
中身のないカレーパン のように
人間という形をまとっているだけに
過ぎないのかもしれない
それでも
心が見えないからこそ
目に見えるもので
私は判断したい
目に見えないものへの幻想は捨ててしまえ
中身なんてどうでもいい
目に見える全てを愛したい
だから
中身がないカレーパン でいようと思う
外見でカレーパン を装っている
私は
私を装って生きている
中身を隠して
勝手に想像されないように
もともと中身を持たないようにする
そんな人生だ
カレーパン のような
人生だ